Dastar10

ごく普通の放課後、気が付けば――銃声と咆哮が飛び交う異世界だった。何の変哲もない日常を過ごしていた少女・アル。ふと気づくと、見知らぬ草原で倒れていた彼女の前に現れたのは、ドラゴンらしき怪物を容赦なく撃ち抜く5人の武装少女たち――。名前も、理由も、目的もわからない。なぜこの世界に来たのか、そしてなぜ彼女たちは戦っているのか。何も知らされないまま、アルはこの過酷で美しくも危険な世界へと巻き込まれていく。「──決めた！この子は私たちで保護します！」少女たちの銃声と運命が交差する、異世界ミリタリー×美少女群像劇――『異世界漂流戦線』、ここに開幕。 ｜d_620027｜異世界漂流戦線｜

「バヤカ……子供を作ろう！」未開の森に生きる、小さな部族の長の一人娘・ヤナム。幼いころから想いを寄せていたのは、寡黙で引っ込み思案な青年・バヤカ。大人として独り立ちするために、ひとり集落を出ていくバヤカ。だがその背中を、ヤナムは黙って見送れなかった――。森を抜け、文明の光すら届かぬ場所で始まる‘ふたりきり’の生活。「いつでもいいよ（はぁと）」純真ながらも本能に従い、まっすぐ想いをぶつけてくるヤナム。生真面目なバヤカは、必死に抗うが……未知の困難と戸惑いの中、ふたりの距離は次第に近づき、ついには抗えぬ衝動の夜を迎える――。「これが愛か、それとも……ただの本能か。」原始の森で繰り広げられる、純粋で濃密な‘はじめて’の物語。 ｜d_620006｜原始の森｜